008 私とボヘミア
フラクタルのリリカル担当、のぞみです。
ボヘミアン・ラプソディを観てきました。
ところでボヘミア。私が好きなASKAが作詞している葛城ユキのボヘミアン、シャーロック・ホームズシリーズで重要な登場人物が出てくるボヘミアの醜聞。どうやら重要な土地であることが見て取れる。
ーーーボヘミアは現在のチェコ西部・中部地方を指す歴史的地名。
(ウィキペディア調べ)
だめだ、全然私と関わり合いにならない土地だ。
そもそもボヘミアン、って言うのはボヘミアのひとのことを指してはいないそうです。
ーーー北インド起源の移動型民族。移動生活者。放浪者として知られてきた。かつてはジプシーとして知られた。
(ウィキペディア調べ)
うーん……。それでもまだ取っつきにくい。他の辞書も見る?
ーーー主としてブルタバ川の龍石にあたる地方の歴史的な名称。
(ブリタニカ国際大百科事典調べ)
待った、どっかで聴いたことあるぞブルタバ川。
モルダウのことかーーー!!!
って心の中の悟空がCV野沢雅子で叫びながら行ってきました。
ボヘミアン・ラプソディ。
ちなみに最初の予告でドラゴンボール超(スーパー)の予告、流れてました。ちょっと見ないうちにベジータ、お前、キャラ変わってっぞ。って言いたくなった。(CV野沢雅子)
ハイ、脱線しました。
あ、でもこれちゃんと後で回収しますんで。
(※CV野沢雅子を除く)
流石にQUEENの楽曲を一曲も聴いたことない、ってひと、なかなかいないような気がします。だって絶対どこかで流れてるから。2018年現在でも色褪せることがない楽曲、すごくカッコイイな〜と思いながら、サウンドトラックを聴きつつ映画館に向かいました。
ネタバレにならない程度に語ると……
・とにかく楽曲がカッコイイ!
・確かに応援上映行きたくなる!
・ラスト21分が泣けるとのことでしたが、その大分前から嗚咽が止められなかった!
・ハンカチ必須!
って感じです。
さて、映画で描かれたフレディ・マーキュリーの生き様は本当にボヘミアンそのものだったような気がします。個人的にはジプシーのほうが馴染みがあるんだけど。
定住する場所があろうがなかろうが、気持ちがそこになければそれってボヘミアンなんでしょうね。孤独が常にそばにある、そしてそれにずっと敏感だったフレディ。映画見ていてつらい場面が何回かあって、パーティーの場面って特にそれが顕著だった気がします。ポール・プレンターに肩車をされてパーティーの客を回る場面なんか、誰とも乾杯していないところとかを見るに、そばに誰かがいる=孤独じゃない、って単純なことじゃないことをありありと伝わってきました。
それでも最後の21分、ライブ・エイドのシーン。QUEENの4人でそこに立っていること、舞台袖でフレディを見つめるひとがそばにいること、会場や中継で見ているお客さんに求められていること、両親、妹、猫たちに見守られていること、彼が孤独ではないことをありありと感じることができた想いでした。
楽曲があって良かった。
QUEENの楽曲がキャッチーで良かった。
じゃなきゃ耐えきれなかったような気がします。
インドで幼少期を過ごし、本当の意味でイギリス(イングランド)人にもなりきれなかったボヘミアンの人生を見つめた、切ない映画でした。