誠意のY談

最近殿方から『のぞみさんが突然ブッ込んでくる下ネタ、好きです』と要らん告白をされたと思ったら、今度は別の殿方から『のぞみさんにオススメしたい本がある』と猥談の本を薦められた。嫁入り前の娘を捕まえてなにを言っている……? とセクハラ認定したくなる気持ちもわからなくはないが、なにを隠そうのぞみさんは猥談が好きだ。みんな知ってそうだね。

と、いうわけで読んだ。

カレー沢薫『猥談ひとり旅』(2018年)

漫画ゴラクで連載されていたらしい。漫画ゴラク。ミナミの帝王か白竜がよく表紙になっていること以外は正直なにもかもわからない、あの漫画ゴラク。金!女!シノギ!シャブ!セックス!的なイメージ。タチの悪い彼女の“Modern…”みたいになってるけど、オーケーオーケー、女子供が読むような雑誌じゃないことだけはわかっている。

カレー沢薫さんの作品は、漫画『ひとりでしにたい』を読んでいる。単行本派だ。
『猥談ひとり旅』を読んで、伊達に主人公の伯母さんが吸引バイブを遺してお風呂場で汁になっていた場面から始まるストーリーを書いてるひとじゃないな、と思った。

とはいえみんなも、わざわざ他人様の前で話さないだけで、猥談が好きなのでは? と勝手に思っている。
わたしが多少Twitterという飾り窓から性癖を開示していることが異質なだけてあって、みんな恋人の前では癖という癖のオンパレード、そりゃわたしの住んでる横浜のド田舎にまでSM特化型ラブホテルも出来よう! 納得! みたいな気持ちにさせてくれると信じてる。
(ちなみにご宿泊をするのであれば101号室がオススメとのことです。設備がスゴいから)
(なんていうホテルか知りたいかたは個人的に連絡ください。返信するかは知らん)

実際のわたしの性癖は、多少痛いほうが気持ち良いという程度で、手首から前腕の筋肉の陰影だったり(なのでB’zでいうと松本さんのほうがエロいと思って見ています)、女性の心情の歌詞を男性が歌う曲だったり(福山雅治のsquallとかまさに)と、ごくごく一般的な、フツーの、言ってみれば残念な、少しもエロくない、少々ひとよりドMなだけのなんの面白味もないフェティッシュを抱えているだけの女です。

 

魚の繁殖行動では、メスのふりをしてメスのグループに入っていくことで別のオスからはメスだと認識されて攻撃されず、かつ他のペアの放卵・放精に割り込んで放精をして子孫を残すオスがいるそうです。

……つまり、そういうこと。
(……どういうこと???)

わたしがまるでオープンスケベみたいに振る舞っているのは、このほうが皆さんのエロい話を聴けるからに他なりません。

猥談、好きです。語りましょう。

とはいえ頼んでもいないのに勃起チンポの写真は送りつけてくるなよ。モチロン、頼んだら是非送ってください。

前の記事

9月30日