漢方薬局 行ってみた

検査(したら余計な副作用でえらいことになったけど……)取り敢えず異常らしい異常はなかったらしいので、さてどうしたものかと思ったわけです。

『そうだ、漢方飲もう』

基本ポジティブなのでなにが原因なんだろう?とかウジウジ悩まず『そうだ京都行こう』のノリで即漢方薬局の初回相談の予約を入れました。なんかこーゆー、西洋医学でどうしたもんか的な不調って東洋医学が良いとか言いませんか?勝手な思い込みかもしれないけど。なんかお高めの漢方飲んで生活改善したら効いた、みたいな話も聞いたことなので、わたしも。

東洋医学の考え方は、取り敢えずなんとなく医学のことも医師との共通言語として理解してないといけない看護師のカリキュラムの中では習うことはない(たぶん)(わたし習わなかったけど実はカリキュラムとしてあるってところもあるのか?)。インドのアーユルヴェーダとか、中国の中医学とか、もちろん日本漢方って呼ばれてるものも。

西洋医学が原因、例えば菌とかウイルスとか、腫瘍細胞とか。にアプローチするのに対して、東洋医学は全体のバランスを整えるアプローチをしている。らしい。らしい、というのはなんとなく本でパラパラっと読んだ程度の知識しかないからなんともいえないのだけど。

ほら、陰陽論とか、五行説とか、気血水論とか。対応する臓器はあるけど、見てるのは分化された臓器ではないよね。

だから『証を立てる』らしいのだけど、我々にわかりやすい言葉でいうと、診断名をつけて治療方針を決めるための営みって感じかな。
これをやってるところを見てみたくて、漢方薬局に行ってみた。幸い近所にいい感じの(※外から見た限りではカッコイイお兄さんふたりでやってる)薬局もあることですし、行かないわけにはいかない。脈が早くなっちゃったらどうしよう~~(切診ジョーク)と思いつつ、行ってきました。

証を立てるためにはもちろん病状を把握しなくてはいけないわけで、そのために四診ってことをします。よっつあるから四診ね。上に書いた切診っていうのもそのうちのひとつです。

・問診
・望診
・聞診
・切診

問診はいわずもがな。
メモを取りながら色々聞かれて、A5サイズのメモ書きが最終的に4枚分くらいになりました。問診はその直前に病院で同じことを聞かれてるし(同業者だし)すごい小慣れた感じで説明したと思う。腹痛なのにストレスはあるか、眠れているか、中途覚醒はあるか、食事は美味しいかとか聞かれたのはそれっぽいな~と思った。

望診は見た感じどうか、の判断。髪の毛のハリツヤ、皮膚の吹き出物、目の充血とかそういうのを見られてるらしい。あと独特なのは舌診。これはよく知られてるかな?舌を見て色、形、舌苔の状態なんかから診断をするらしい。
スマホで舌の表裏の写真を撮られて拡大したりされたりしながらじっくり見られる。プレイか。そういうプレイか。

聞診は音や臭いを、聞く。呼吸音とか、咳の音、痰がらみの音とか。あとは体臭とか口臭とか?あんまり知られたくないけどね……。声とか話してる声とかもこの範疇に含まれるよう。

切診は触れて診断するものらしく、代表的なのは脈をとる脈診。脈の早い遅い(数⇔遅)だけじゃなくて、触れた感じが強い弱い(浮⇔沈)とか、強い脈弱い脈(虚⇔実)を見られる。両腕でじっくり。プレイか。プレイなのか。

でね。お兄さん(イケメン)、少し悩んでから不味そうなやつ持ってきたわけです。

『話を聞いてると、胃腸というよりは婦人科系かと思いました。この漢方は子宮周りの血流を改善してくれます。気の流れも整えます』

とのこと。

処方してもらいました。

穹帰調血飲第一加減

月経不順(ほぼ28~30日周期で来てるけど)、産後の体力低下(なにも産んでないけど)、血の道症(ざっくりいうとPMS 的な?それはありそう)に効く漢方だそうです。

土曜日のお昼から毎食前に飲んでます。
ちょっと慣れたからなのか美味しく感じてきました。

果たしてわたしのみぎ下腹部痛(今日に至っては鼠径部に謎の皮下出血が出来てた)はどうなるのか……?!

楽しみです。