33.貴方を知るほど 僕は正されていく

自分で自分に驚くことはよくあって、今回こうやって仕事に悩むようになってから、今日突然頭によぎったわけでもないけどどこかで温めていたわけでもない、

『わたしが看護師じゃなくなっても仲良くしてくれる?』

って気持ちが発露した。ちょっと驚かされる。

仕事なんてあくまで仕事なだけでそれ以上でもそれ以下でもないケースも多い(と思われる)なか、看護師である自分にアイデンティティ見出だしてるんだから、驚きと同時に胸騒ぎがする。

椎名林檎と宇多田ヒカルのデュエット『浪漫と算盤』の歌い出し。

主義を以て利益を成した場合は
商いが食い扶持以上の意味を宿す

とある。たぶんそういうことなんだろうなと納得してしまった。

看護は自分を道具として使うとよく言われているけれど、手段として用いているうちに自分を看護と重ね合わせられる瞬間もあったんだろう。
シンクロ率が高まってLCLに溶けたシンジくんがサルベージ出来なかったときのような、と言ったほうがわかりやすい?(……わかりやすい?)

足元が覚束ない、宙ぶらりんだから余計に不安が増すんだろう。

強くあれ自分。

看護を得たことで失ったもの(婚期とか婚期とか婚期とか)も多いけど、手にしたことのほうが遥かに多い。だからなにも失いたくないと思っちゃうんだ。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

前の記事

32.朔日

次の記事

34.サヨナラ6月