29.満月とお団子

今日は中秋の名月、十五夜お月様ですね。名月に満月が重なるのは8年ぶりとのこと。
ところでお月見ってお団子を食べますよね。お月見団子。

食べるお団子は、飛騨高山とかあっちのみたらしが好きです。普通の甘じょっぱいのも好き。時点よもぎのお団子の上につぶあんが乗ってるやつ。もちろん冷めても美味しいけどあったかいほうが好きかも。

 

飾る用のお団子なら、葬儀屋さんは作るの得意です。
(※食べれるけど食べない)

お通夜のときにお供え物として、祭壇に枕飯(まくらめし)と枕団子(まくらだんご)というものがあります。
大盛りご飯(高く盛るのが良いそうです)に箸を刺したものが枕飯。子どものころご飯に箸を刺して『縁起が悪いから止めなさい!』って怒られなかった?
それと一緒に飾るのが枕団子。お団子を積んで(これも高く積み上げるのが良いそうです)、お供えします。

私が葬儀社で働いていたとき、葬儀依頼には自動的に上新粉もセットでついてきていました。いちおうご家族がお団子を作られるか確認しますが、ほとんどのかたは『やったことないので葬儀屋さんにお願いします……』と言われます。おかげさたで美しいお団子作りがどんどん上達していきました。
(枕飯は流石にお願いしてます)
(これは普通にイメージしやすいらしいので)

 

上新粉に適量のお湯を入れて、耳たぶくらいの固さにこねます。
お団子の数は6個や13個にすることが多い気がします。
6個は六道が由来。天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のあれね。
13個は十三仏。追善供養を担当してくれてる不動明王とか釈迦如来とか……、たくさんいるから割愛させていただくけど。

ちゃんとやるなら、熱湯で茹でる(浮いてくるまで)、耐熱のお皿に乗せて蒸し器で蒸す(10分程度)などの方法があります。これだと食べれるタイプのお餅になります。故人へのお供え物として作っているものは食べないほうがベターだとは思いますが……。

私が働いていたときは、少しかためにこねた生地を13個に分けて、シワができないようにかなりきれいに丸めて、下段に8個、中段に4個、上段に1個並べ、霧吹きでお水をかけてふんわりラップして、7分チンしていました。
艶々の作り物みたいなお団子をお供えしたいならこんな感じで。

私は結構この作業好きで、ひとからその仕事(奪って請け負っていた感じだったんですけど、まぁ仏事で使うものなので当然ながら神式やキリスト教式では使わず。ついでに言うと浄土真宗の通夜葬儀でも使いません。
枕団子は故人が極楽浄土への旅路の途中でお腹が空いたときに食べる用にお持たせするのですが、浄土真宗は往生=お浄土に行ける、って考え方なので。

日本で一番多い宗派が浄土真宗です。
たぶん私もお付き合いのあるお坊さんが真宗大谷派なので、式を挙げるならそれに倣うと思う。

でもまぁお団子ぐらい持たせてくれても良いと思うんだけどな。

ちなみに火葬場へ出棺する際に、ご飯とお団子は棺の中に入れる。茶碗は割る。

 

今こっちは徐々に雲が出てきました。
ひょっとしたらお月見はできないかもなので、お団子でも買って帰ろうか悩むところ。

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